日本は各地に郷土料理という、その土地ならではの食材と料理方法で、長く受け継がれてきた料理があります。
富山県の郷土料理「昆布締め」です。
昆布締めは、冷蔵技術が発達していないころに、魚の鮮度を保ち日持ちさせるために、昆布に挟んで、発達した技術といわれています。
物がない時代に考えだされた料理方法が、現代でも作り続けられていることは、すごいですよね。
わたしもよく作っています。幅の広い昆布(羅臼昆布)に、お刺身を挟んで重しをのせて一晩置くと、お刺身に昆布の旨みがしみて薄い色がついて、風味がついて味わい深くなります。
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母が富山県育ちで「昆布締め」をよくつくってくれました。
母が80代で食が進まなかったときに、昆布締めをつくると「ご馳走だわ」と喜んでくれました。
郷土料理は、歳を重ねて食が進まないときでも、ひとくち食べると、その味わいと思い出がよみがえり、笑顔をみせてくれる、そんなパワーをもっているのだなぁと思いました。
農林水産省のホームページ
バイガイを昆布締めにしています。
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